オゾン療法

オゾン療法

オゾンは免疫力を高めて強い体をつくる!

オゾンは免疫力を高めて強い体をつくる!

化学式で「O3」と書くオゾンは、酸素のO2と同じガス体。通常の空気にも微量に含まれ、過度に多いと有害ですが、その酸化力の強さは細菌やウイルスといった病原性微生物を殺す作用があります。
殺菌剤や抗生物質をしのぐ抗菌スペクトルを活かし、飲料水の浄化や食物、空気の殺菌、脱臭などに世界中で利用されています。
この特性を私たちの体に活用するのが「オゾン療法」です。日本では「血液クレンジング」とも呼ばれています。これはオゾンガスを用いた治療法の総称。イギリス、ドイツ、スイス、イタリア、オーストリア、ロシアなどのヨーロッパ諸国ではすでに確立されて認知度も高く、スタンダードで安全な治療法として広まっています。

治療を受ける人から血液を専用瓶に採取(100~150ml)し、その血液に少量のオゾンを投与。血液とオゾンが反応すると、黒っぽい色をした血液が一瞬で鮮やかな赤色に変化します。その後、オゾン化した血液を体内へ。オゾン化した血液により、微量の活性酸素が体内に発生。それにより体が酸化ストレスを受けて抗酸化力が活性化され、酸化ストレスに強い体となるのです。酸化とはサビと同様。サビが減れば、病気になりにくい体になることが期待できます。

注射針・採血ボトルは1回限りの使い捨てであり、毎回、新しい減菌ボトルを使用するので外部からの感染の心配はありません。

オゾン療法による効果

免疫力を高める作用に優れており、がんの補完療法として使用できます。超高濃度ビタミンC点滴療法と併用すればより効果的です。
手足の血液循環を改善し、不定愁訴や肩こり、冷え性といった症状にも有効です。代謝がアップするため、全身の疲れや筋肉の疲れを改善する効果もみられます。

  • 血液循環改善、代謝を高めて疲労を改善する効果 … 慢性疲労、肩こり、冷え性など
  • 抗酸化力アップ … 動脈硬化、認知症予防など
  • 免疫力アップ … がん、肝炎、リウマチ(自己免疫疾患)の予防など
  • 抗炎症作用 … 細菌感染、アトピー性皮膚炎、気管支ぜん息などの代替療法として
適応

がんの補完療法を考えている人、アトピー性皮膚炎やリウマチなどのアレルギー・自己免疫疾患を持つ人、アンチエイジング
※妊娠中の方、低血圧や血圧の薬を飲んでいる方などは不可の場合があります。

オゾン療法の流れ(がん補完治療の場合)

1カウンセリング

初回は院長の診察があります。(毎週木曜日と第1・4・5土曜日は受診できません。)オゾン療法の流れ(がん補完治療の場合)

2G6PD異常の有無の検査(採血)を行い、異常がないことを確認します。

※検査結果は約3日後となります。

3検査結果を確認し第1回目の治療開始

  1. 専用のオゾンボトルに100~150ccの静脈血を採取。採取時の血液は暗い色です。
  2. 血液に医療用オゾンを注入。混ぜ合わせると血液の酸素濃度が上がり、鮮やかな色に。
  3. 鮮やかな赤色になった血液を点滴で体内に戻していきます。全身に酸素がいきわたるため、手足がポカポカしてきたり、視界がクリアになる人もいます。

※所要時間は約30分

4第2回目以降は、週2回×5週間を1クールとして、年1~2回行います。


オゾン腸注療法

オゾン療法には、上記の「オゾン大量自家輸血療法(血液クレンジング)」の他に、オゾン/酸素混合ガスを直腸内に注入するオゾン注腸法という方法もあります。オゾンガスを肛門から注入することで、オゾン療法と同様の効果を期待する治療法です。
浣腸のような治療法ですので、腹痛や下痢などの副作用が起きる場合があります。

 

考えられるリスクや副作用

オゾン療法に重篤な副作用は報告されておりませんが、以下に該当する方はオゾン療法は適しません。
・G6PD欠損症
・甲状腺機能亢進症(コントロールされていない場合)
・妊婦

 

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